法務局は登記手続きの方法を手取り足取り教えてくれるところでは ありませんのでご注意を!

法務局は登記手続きの方法を手取り足取り教えてくれるところではありませんのでご注意を!

 まずはなんだか長ったらしいタイトルになってしまったことをお許しください。

 本記事のタイトルを見て、そうなの?と思われた方も多いことでしょう。

 そうです。法務局はあくまでも登記手続きの事後的な審査機関であり、登記手続きの方法を事前に審査する機関ではありません

 要するに、登記申請書のひな型は提供しておりますが、登記申請に必要となる登録免許税を計算したり、個別具体的に添付書類(例 登記原因証明情報)の作成方法を丁寧に教えてくれるところではありません。

 このことをあまり理解していらっしゃらない方がいるようです。

 各地の法務局にて事前に予約した方を対象に法務局で登記相談を実施しておりますが、こちらはあくまでも法務局によるサービスとしての業務に過ぎず、さらにいえば登記相談時にこれで確実に登記が通りますよなどというお墨付きをもらえるわけではありません。

 また、法務局の登記相談の担当の方は、だいぶ強め(厳しめ)な方が多い印象です。(あくまで個人的な印象です。)ですので、一から優しく教えてもらえるのかなと思って行くと、なんだか思っていたのと違って驚いたといったことになることもありますので、その点はご覚悟ください。

 登記相談の本来の姿は、このような登記をする場合にはこのような添付書類が必要ですよという風に一般の方々へ向けて登記申請のざっくりとした方向性を案内をすることであり、そのサポートを受けつつ、最終的にはご自身の判断と責任で登記申請書を作成し、適切な添付書類を揃えることが求められます

 当たり前といえば当たり前なのですが、実際に登記が完了するかどうかは、登記申請がされたあと、登記官による審査を経なければわからないことになっています。

 この点については、一般の方々も我々司法書士も同じです。

 司法書士は登記の専門家ですが、非常に難解な事案においては、管轄法務局に事前照会をかけることがありますが、この際には資格者の見解と根拠を示し、この考え方で良いかどうかを照会するわけですが、登記手続きが完了するかどうかまで確約してくれるわけではないのです。

 以上、法務局の本来の役割をお伝えする記事でした。