費用を払うだけの価値はあるのか
少々過激なタイトルになってしまったことをお許しください。
我々司法書士のお仕事の中心業務である登記手続きの代理業務は、本人申請も可能であるためやろうと思えば本人が自ら登記申請することも可能です。
但し、みなさん登記手続きを行う時間的余裕もなく、また、手続きのために色々と調べたり、必要書類や申請書を作成するのがとても煩わしいなどという理由で司法書士へ依頼している方がほとんどだと思います。
機械的にご依頼いただいた登記をこなすことではなく、ご依頼者様が求める登記手続きよりも最適な解決方法がある場合には、そちらをご案内するということが求められている司法書士としての姿であると考えます。
また、ご依頼者様へ登記手続きをいま焦って行う必要はありませんよとストップをかけることも我々の重要な職務だと感じます。
登記手続きには、必ず前提となる事実関係(登記原因)が存在します。
当たり前といえば、当たり前なのですが、とりあえず登記がしたい、なんか登記がしたいという理由で登記はできません。
ご依頼者様のお話をよくよく聞くと、ご依頼者様が必要だと考える登記手続きと実際に必要とされる登記手続きにズレが生じているケースも少なくありません。
司法書士が目指すべきは、「ご依頼者様のためにもてるすべての知恵を振り絞って全力を尽くし、解決に導くこと」ただそれだけだと思います。
そこを目指すことにより単なる登記手続き代理業務を超えた一歩先をいくサービスを提供できるようになるのではないかと考えております。
弊所にご依頼いただいたお客様の手続きが無事完了したあと、晴れやかな笑顔になってお帰りになっていく姿を見ると私自身とても幸せな気持ちになります。
その笑顔を見ることができた、まさにその瞬間が、我々の業務が本当の意味で完了したときなのだろうなとしみじみ感じたりするときがあります。